1. はじめに
アディダスの「ボストン」シリーズは、スピードトレーニングから本番レースまで幅広く使えるシューズとして人気があります。「ボストン12」は、前作からのアップデートが注目される一足です。本記事では、耐久性・クッション性・安定性・反発力・用途について詳しくレビューし、フルマラソンでの適したタイムについても解説します。
2. 耐久性
ボストン12のアウトソールには、耐摩耗性に優れた「コンチネンタルラバー」が採用されています。これにより、長距離ランでもグリップ力が持続し、耐久性の高さを実感できます。ミッドソールの「LIGHTSTRIKE PRO」と「LIGHTSTRIKE 2.0」の組み合わせも、へたりにくい構造になっており、トレーニング用としても長期間使用可能です。個人的には1000km走っても機能性を保てていた印象で、トレーニング用シューズとしても十分な耐久性を誇ります。
3. クッション性
ボストン12は、適度なクッション性を持ちつつも、ふわふわしすぎない設計です。LIGHTSTRIKE PROが前足部と踵部に配置されており、着地時の衝撃をしっかり吸収してくれます。クッション性がありながらも、厚底シューズほどの沈み込みがなく、スピードを出しやすい仕様になっています。
4. 安定性
プレート構造の「ENERGYRODS 2.0」が搭載され、横ブレを抑えながら推進力を高めてくれます。また、前作よりもヒール周りのホールド感が向上しており、着地のブレが少なくなっています。これにより、サブ3.5〜サブ4を目指すランナーにも安心感のある走行が可能です。
5. 反発力
ボストン12は、レース向けの厚底シューズほどの強烈な反発はありませんが、適度な弾みを感じられます。ENERGYRODS 2.0とLIGHTSTRIKE PROの組み合わせが、自然な蹴り出しをサポートしてくれるため、テンポ走やビルドアップ走に最適です。
6. 用途
ボストン12は、トレーニングからレースまで幅広く活躍できる万能型シューズです。特に以下の用途に適しています。
- スピード練習(インターバル・ペース走)
- ロング走(LSD・ビルドアップ)
- フルマラソンのレース用(サブ3.5〜サブ4)
7. フルマラソンに適したタイム
ボストン12は、エリート向けの厚底シューズと比べるとクッション性や反発力が控えめなため、サブ3を狙うランナーにはやや物足りないかもしれません。しかし、サブ3.5〜サブ4のランナーには最適な選択肢となるでしょう。適度なクッション性と安定性があり、長時間のレースでも足への負担を軽減してくれます。
8. まとめ
アディダス ボストン12は、耐久性・クッション性・安定性・反発力のバランスが取れたシューズです。特にサブ3.5〜サブ4を目指すランナーに適しており、トレーニングからレースまで幅広く使えます。耐久性も高く、コストパフォーマンスの面でも優秀な一足と言えるでしょう。
おすすめの用途: ✅ トレーニング(スピード練習・ロング走) ✅ レース(フルマラソン・サブ3.5〜サブ4)
レース用としてはもちろん、日々のトレーニングの相棒としても活躍するボストン12を、ぜひ試してみてください!
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