ランニングで故障が多い時、原因を色々考えてしまいます。
・筋肉が出来ていないのか
・速度オーバーで衝撃を受けすぎているのか
・ブレーキがかかるようなヒールストライク(カカト着地)で関節に負荷がかかっているのか
・体重が重すぎるのか
・シューズが合わないのか
など
もちろん、ビギナーの場合は、上記の原因は殆ど当てはまるため、
1つずつ解決していく必要があります。
ただ、かなりの経験者でもビギナーの方と共通した原因で故障することがあります。
それは、偏平足です。
足裏のアーチが崩れた状態になるということです。
偏平足は運動不足の人だけに言えることではなく、
かなり走りこんでいるランナーでも、アーチが崩れることがあります。
例えば、フルマラソンの30km以降や、
普段より月間走行距離が多かったりして、
疲労が溜まっているときです。
アーチが崩れることにより、フォームも崩れて故障に繋がったりします。
しっかり練習も出来ていて自信のある方は、アーチとフォームの崩れに気付かず、
崩れたフォームが定着してしまうリスクもあります。
こういったことから、エリートランナーでも偏平足対策で、
オーバープロネーション用のシューズを使っている人もいます。
プロネーション → 着地した際の足の倒れこみのこと
・オーバープロネーション → 内側に倒れる(アーチを潰すようなイメージ)
・ニュートラル → 倒れない
・アンダープロネーション → 外側に倒れる
知識のある人であれば、内側にグニャっと倒れこむことにより、
地面との接地時間も長くなるため、
ランニングとしては不利になることも分かるでしょう。
故障明けは衝撃対策でクッション系のシューズを考えてしまいますが、
クッションは確かに衝撃対策としてはいいのですが、
着地がグニャグニャして安定しません。
オーバープロネーションを考えるなら、安定系のシューズを選択する必要があります。
シューズは何足か併用して練習した方がシューズの耐久性も出せますし、
体に対しても色々な負荷を与えられるので、バランスよく強化できます。
そんな中、1足だけオーバープロネーション用のシューズを所有しておくことで、
たまにフォームの補正も出来るのでおすすめです。
オーバープロネーション用のシューズは接地感は固めなのですが、
安定性があり、アーチ機能をサポートするような作りになっています。
オーバープロネーション対策のおすすめシューズ
・ASICS GT2000
・ASICS GEL-KAYANO
・PUMA フォーエバーランニトロ
・New Balance Fresh Foam X 860
・HOKA ARAHI
このあたりがオーバープロネーション用のシューズです。
是非検討してみてください。
偏平足(オーバープロネーション)対策

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