【衝撃レビュー】クラウドモンスターの実力は本物か?サイズ感・クッション性・反発力をランナー目線で徹底検証!

ランニングシューズ界で話題の「クラウドモンスター」。その圧倒的なボリューム感と未来的なデザインは、一目見ただけで心を奪われます。しかし、見た目のインパクトに負けない走行性能を持っているのでしょうか?実際に履いて走ってみた正直な感想を、ランナー目線で辛口レビューしていきます。

クラウドモンスターとは?その見た目のインパクトは期待を超えるのか?

スイス発のランニングブランド「On(オン)」が開発したクラウドモンスターは、ブランド史上最大のクッションを搭載したモデル。独自のCloudTec®ソールとHelion™スーパーフォームが特徴で、着地の衝撃を吸収しながらも、蹴り出し時に高い反発力を生み出すとされています。しかし、果たしてその機能は本当にランナーの期待に応えられるのでしょうか?

【正直レビュー】クラウドモンスターを履いて走ってみた感想|メリット・デメリット

1. クッション性と安定感のバランス|まさかの“固さ”に驚愕!

履いた瞬間に感じるのは、「思ったより固い!」という驚き。クラウドモンスターのソールは見た目以上にしっかりしており、フワフワと沈み込む柔らかさを期待しているとギャップを感じるかもしれません。着地の衝撃はある程度吸収してくれるものの、しっかりとした安定感を重視した構造になっています。スピードを上げると足への負担が増すため、軽快な走りを求めるランナーには少し違和感があるかもしれません。

2. 反発力が心地よい?それとも物足りない?

CloudTec®ソールとHelion™フォームの組み合わせによる反発力は確かに感じられます。ただし、「バネのような弾む感覚」を期待すると、やや物足りなさを感じるかもしれません。蹴り出し時のエネルギーリターンはそこまで強くなく、加速時にもうひと押し欲しくなる場面も。特にスピード練習やインターバル走には向いていない印象です。

3. 軽量性とフィット感|意外な軽さと圧迫感のギャップ

見た目のボリューム感に反して、意外と軽量。しかし、決して「羽のように軽い」というわけではなく、長時間履いているとズシッと重みを感じる場面もありました。アッパーのフィット感はタイトめで、包み込まれるような安心感がある一方で、長距離走では圧迫感を感じることも。特に足幅が広めのランナーにとっては、窮屈に感じるかもしれません。

4. クラウドモンスターのサイズ感|サイズ選びを間違えると後悔するかも?

クラウドモンスターのサイズ感は「やや小さめ」。普段のランニングシューズと同じサイズを選ぶと、つま先部分に余裕が少なく感じることがあります。足幅が広いランナーはワンサイズ上げたほうが快適に履けるでしょう。逆に、足幅が狭いランナーにとってはフィット感が向上するため、好みによって評価が分かれるポイントです。

どんなランナーにおすすめ?クラウドモンスターを選ぶべき人・避けるべき人

✅ 初心者ランナー

ソールが固めのため安定感は期待でき、足元のグラつきによる故障は比較的避けられそう。ゆっくりと長い距離を走るのに向いているため、足づくりにも適している印象です。今まで履いてきたシューズによっては違和感があるかも。しばらくは慣れが必要。

✅ 長距離ランナー

ロングランやLSD(Long Slow Distance)には適しているものの、軽快なスピード走行には向きません。長時間の快適性はあるものの、爆発的な推進力は期待できません。

✅ マラソンランナー

フルマラソンの完走を目指すランナーには適しているかもしれませんが、記録を狙うランナーには物足りなさを感じるでしょう。特に後半にペースを上げたい場合、他の選択肢も検討したほうがよさそうです。

【結論】クラウドモンスターの評価|あなたに本当に合うシューズか?

クラウドモンスターは、クッション性を謳っていますが、安定性のシューズに感じます。用途によってはやや微妙な一足。ロングランやリカバリーランには最適ですが、スピードを求めるランナーにはあまり向いていません。デザイン性は高いものの、履き心地にクセがあり、万人向けとは言い難いです。

クラウドモンスターがおすすめな人

  • 安定性を重視する初心者ランナー
  • ロングランやリカバリーランを重視する人
  • デザイン性も大切にしたい人

クラウドモンスターが向かない人

  • 反発力を活かしたスピードランをしたい人
  • 軽量なシューズを求める人
  • 幅広の足でフィット感を重視する人

「足を守りながら、のんびり走りたい」そんなランナーには合うかもしれませんが、「スピードも求める」ランナーには、他の選択肢を検討する価値があるでしょう。

 

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